本文
令和8年度6月定例会 公明党代表質問

先の大戦から80年を経た現在の世界情勢を踏まえた平和への思いと、先月ハワイで行われた平和式典についての受け止めを伺う。
戦後80年を経た現在においても、世界で紛争や対立が絶えず、人々が傷つき、尊い命を落とす悲劇が繰り返されていることを深く憂慮している。このような情勢下だからこそ、戦争の悲惨さや平和の尊さを次世代へ確実に継承することが我々の責務だと強く感じている。先般、ハワイで行われた平和式典では、福岡県八女市の「平和の火」を用いられたと承知している。本県とゆかりが深いハワイにおいて、両国の関係者が集い、このような式典が行われたことは、憎しみや悲しみを乗り越え、両地域の平和への共通の願いを示すものであり、大変意義深いものと考えている。

高次脳機能障がいに対する認識と高次脳機能障がい支援に対する知事の決意を伺う。
高次脳機能障がいは、脳卒中や交通事故等で脳が損傷することにより、記憶力や注意力の低下など日常生活に大きな支障をもたらす障がいで、その特徴は外見から判断しにくく、周囲の理解が得られず、本人や家族が多大な負担を抱えることも少なくない。そのため、本人や家族が相談しやすい環境を整え、早期発見から治療、リハビリ、生活支援へつなげることが必要であると認識している。
県としては、今年4月に施行された高次脳機能障害者支援法に基づき、医療・保健・福祉・教育・労働等の関係機関と連携して、自立および社会参加まで切れ目のない支援体制を整備し、高次脳機能障がいのある人が安心して暮らせる地域社会の実現を目指してまいる。

今後の本県における飲酒運転撲滅に向けた決意について伺う。
県警察では、これまでも「海の中道大橋事故」や「粕屋町事故」をはじめとする悲惨な飲酒運転事故の発生を踏まえ、全力で飲酒運転撲滅に向けた各種取り組みを推進してきたところだが、未だに飲酒運転を敢行する運転者が後を絶たない状況である。
本年は「海の中道大橋事故」から20年、「粕屋町事故」から15年であることを契機として、飲酒運転の撲滅に向け、違反者の徹底検挙はもとより、県や市町村、関係機関・団体と緊密に連携しながら、県民の飲酒運転撲滅機運を高める各種取り組みを、さらに強力に推進してまいる。
代表質問を終えて
最初に知事の政治姿勢として、中東情勢の緊迫化に伴う原油・ナフサ由来資材の高騰や調達遅延が中小企業等に及ぼす影響と対応を質しました。公明党は苦境に立つ最前線の皆さんの声を集め知事に緊急要望をしていましたが、さらなる支援施策の推進を求めました。
次に、ハワイ真珠湾で行われた平和式典で八女市の「原爆の火」が活用されたことを踏まえ、平和文化事業の推進、戦争遺構や戦時資料等の活用、若い世代への平和学習、核兵器廃絶に向けた啓発を訴えました。
また、人口減少社会を見据えた移住・定住促進、人材育成による地域振興、大雨災害への備えとして防災気象情報の活用や防災意識の向上施策、国の高次脳機能障害支援法施行を踏まえた本県の支援体制の整備、人材育成、普及啓発等の課題についても質問しました。
さらに、花粉症対策としてアレルゲン免疫療法の普及や情報提供、少花粉スギへの転換、孤独・孤立対策の推進、フードバンク支援の強化、インクルーシブ教育の推進・充実、警察退職者の保護司参画促進について、知事、教育長、県警本部長にそれぞれ尋ねました。
最後に、本年が飲酒運転による海の中道大橋事故から二十年、粕屋町の事故から十五年の節目の年であることから、飲酒運転撲滅に関する現状と取締りや啓発の強化を質し、知事と県警本部長に決意を聞きました。
これからも現場の皆様の声を県政に届けることで、県民のための政策の実現に尽力して参る決意です。
