平成23年1月臨時会の概要
1月臨時会は、1月21日に招集され、1日間の会期で審議が行われました。
提出議案と審議内容
1月臨時会には、「平成22年度福岡県一般会計補正予算」の予算議案1件、「福岡県子宮頸がん予防ワクチン等接種緊急促進基金条例の制定」などの条例議案5件、合計6件の議案が提出されました。
今回の補正予算は、本県経済が持ち直しの動きが見られるものの、失業率は高水準で推移し、特に今春卒業する高校生、大学生の就職内定率は過去最低の水準にあるなど、雇用情勢は依然として厳しい状況が続いており、雇用を積極的に創り出す景気対策を継続的に実施する必要があるため、一般会計で348億9,400万円余が追加計上されました。
補正予算の主なものとしては、景気を下支えする公共事業として、道路防災工事、河川改修工事などの防災対策や、社会福祉施設、県立学校などの耐震化及び信号機のLED化、交差点の改良工事等の交通安全対策に要する経費が増額されました。
また、緊急雇用創出として、今春卒業する未就職者等に対して、企業での体験雇用により就業を促進する緊急就職応援事業を引き続き実施するとともに、福祉・介護など重点分野への人材移転を進めるため、看護補助者やホームヘルパーの育成及び就業促進に要する経費が増額されました。
このほか、中小企業支援、農林水産業支援、子育て支援・安心なくらしづくり関係の経費が計上されました。
これらの事業費のほかに、子育て支援対策臨時特例交付金などを財源とする基金積立金が計上されました。
条例議案は、国の交付金を財源とする基金について、新たに設置条例を制定するもの1件及び一部改正するもの4件が提出されました。
制定する条例は、子宮頸がん予防ワクチン等の接種を促進し、疾病の発生及びまん延を予防するための「福岡県子宮頸がん予防ワクチン等接種緊急促進基金条例」で、改正する条例は、事業の対象を障害者等に拡大するために「福岡県介護基盤緊急整備基金条例」を一部改正するものほか3件です。
提出された議案6件は、それぞれ所管の常任委員会に付託され審査が行われました。
審議の結果
常任委員会での議案審査結果については、各常任委員長から本会議で報告され、採決の結果、提出された議案6件は、原案のとおり可決されました。
日程 | 提出議案 | 知事議案説明要旨 | 代表質問 | 一般質問
採決結果|審議の概要 |可決された意見書・決議、採択された請願