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アメリカ合衆国との交流活動
議会が築く交流の歴史
1981
ハワイ州と福岡県が姉妹提携
亀井光知事(当時)と福岡県に所縁のある全米初の日系州知事であるジョージアリヨシ州知事(当時)の間で姉妹提携宣言に調印
1982
両議会が国際友好親善促進の盟約を締結
福岡県とハワイ州の国際交流と友好親善を促進し、文化経済の発展のため協力すべく、両議会の国際友好親善促進の盟約を締結
1991
福岡県・ハワイ州姉妹県州提携確認宣言
福岡県とハワイ州の姉妹提携10周年を迎え、姉妹県州の盟約を確認。交流を重ね、2022年には姉妹提携40周年確認調印を行った
1994
福岡県立水産高校とハワイ州立高校との国際交流
福岡県立水産高校の約55日間の遠洋航海実習でハワイ港へ寄港し、現地の高校生との初の国際交流を開始
2003
日米友好議員連盟発足
「国際交流議員連盟ハワイ部会」から独立し、「日米友好議員連盟」が発足。
2023
福岡県とハワイ大学ワンヘルス推進に関する覚書締結
先行してワンヘルス教育に取り組んでいるハワイ大学と、ワンヘルスの推進に関する覚書を締結
2024
福岡県とハワイ州によるワンヘルス推進に関する覚書
ジョシュ・グリーン州知事をはじめとする訪問団が来県し、「福岡県とハワイ州の協力によるワンヘルスの推進に関する覚書」を締結
議会が築いた交流が、
県民の利益につながっています
福岡県議会と交流の成果
福岡県議会は1982年にハワイ州議会と国際友好親善促進の盟約を締結して以来、40年以上にわたり継続的な交流を重ねてきました。州議会からの招聘(要請)に応じて訪問してきたことで、ハワイ大学との連携、現地福岡県人会との交流を通じ、人的・文化的・政策的な結びつきを深めています。
背景には、1885年に始まった福岡県民のハワイ移住の歴史があります。日本とハワイ王国との「官約移民」により福岡県人149名が渡航したことから始まり、現在も福岡にルーツを持つ日系人や県人会の存在が、福岡とハワイを結ぶ信頼の基盤となっています。その信頼関係を基礎に、アメリカ本土とも教育・経済分野での交流が広がっています。
議会の交流が、なぜ県民の役に立つのか
議会間で築かれた信頼関係は、観光振興、青少年交流、留学機会の創出など、県民生活に直結する成果につながっています。ハワイとの交流では、福岡の文化や魅力を海外へ発信する機会が増え、県産品や観光のPRにもつながっています。また、福岡県人会は、現地で福岡を支える“もう一つのふるさと”として、訪問団の受入れや若い世代への文化継承に尽力されています。
こうした人的ネットワークがあることで、行政だけでは築けない継続的な交流が可能となり、福岡県民の国際感覚の醸成や、将来の人材育成にも大きく寄与しています。議会交流は単なる親善ではなく、県民へ具体的な利益を生み出す活動となっています。
交流が形になった大きな成果
教育分野では、1994年から福岡県立水産高校とハワイ州立高校との交流が続いており、長年にわたり次世代育成に大きな成果を上げています。2015年には、水産高校の実習船「海友丸」にルーズベルト高校の生徒・教員が乗船し来県するなど、実践的な交流も実現しました。若者同士が異文化に触れ、国際感覚を身につける機会となっており、福岡とハワイの絆は次世代へ受け継がれています。
また、こうした教育交流は、将来の観光・経済交流を支える人材育成にもつながっています。さらに近年では、アメリカ本土との交流を通じて、スタートアップや先端産業に関する知見を得るなど、新たな分野にも交流の成果が広がっています。
福岡の国際的な存在感を高めた成果
福岡とハワイの関係は、移民の歴史に根ざした特別な結びつきを有しています。ハワイ州知事を務めたジョージ・アリヨシ氏、米国政界で長年活躍したダニエル・イノウエ元上院議員、日系初の宇宙飛行士エリソン・オニヅカ氏など、福岡にゆかりを持つ人物は、世界で活躍し日米友好の象徴となってきました。また、ハワイやロサンゼルス、シアトルなど各地に存在する福岡県人会は、100年以上にわたり福岡との絆を守り続けています。こうした歴史と交流の積み重ねにより、福岡は太平洋地域における重要なパートナーとして国際的な存在感を高めています。
地域経済に返ってくる交流
ハワイとの人的交流の拡大は、観光や消費の活性化を通じて地域経済にも波及効果をもたらしています。福岡の食、文化、観光資源が海外で紹介されることで、県産品の販路拡大やブランド価値向上につながっています。また、県人会とのネットワークを通じて、現地での福岡PRやビジネス交流も行われています。
加えて、アメリカ本土との交流では、ロサンゼルス港の物流や環境対策、水素エネルギーなど先進的な取組について学び、福岡県の政策や産業振興に活かされています。議会交流によって得られた知見は、福岡の港湾、環境、成長産業の発展にもつながっており、交流が県民経済へ還元されています。
政策にも生かされる交流
近年では、ハワイ大学との連携を軸に「ワンヘルス」の取組が進展しています。人と動物の健康、環境の健全性を一体的に捉えるワンヘルスの考え方は、感染症対策や環境保全など現代社会において極めて重要な視点です。福岡県は全国に先駆けてワンヘルスを推進しており、ハワイ大学との交流は、その政策を世界へ広げる大きな力となっています。また、アメリカ本土との交流では、バイオや先端産業に関する知見を得る機会も生まれており、福岡県の成長戦略にも活かされています。議会外交によって築かれた信頼関係が、国際的な政策連携へと発展し、県民生活の安全・安心にもつながっています。
未来につながる新たな協力
ハワイとの交流は、文化・教育交流に加え、研究、人材育成、環境分野へと広がっています。ワンヘルスを軸としたハワイ大学との連携は、福岡県の国際的な評価向上にもつながっており、次世代を担う若者たちへ新たな学びの機会を提供しています。また、長年にわたり交流を支えてきた県人会の存在により、世代を超えた人的ネットワークが形成されていることも大きな財産です。
さらに近年では、アメリカ本土との交流を通じて、スタートアップや先端技術分野での連携の可能性も広がっています。移民の歴史に支えられた信頼関係が、未来志向の新たな協力へと発展しています。
議会の海外交流は、県民の未来への投資です
ハワイとの交流は、140年以上にわたる移民の歴史と県人会による人的ネットワークを基盤に、教育・経済・政策交流へと発展してきました。議会交流によって築かれた信頼関係は、人材育成、観光振興、経済交流、政策形成など、県民生活へ具体的な成果をもたらしています。さらに、アメリカ本土との交流を通じて得られた先端産業や研究分野の知見も、福岡県の成長戦略へ活かされています。
海外交流は単なる親善ではなく、福岡の未来を支える人材や産業を育てる「未来への投資」です。福岡がアジアと世界を結ぶ国際都市として発展していくためにも、議会による継続的な国際交流は極めて重要な役割を担っています。
今後の交流活動については、福岡県議会ウェブサイトを通じて、随時情報発信を行ってまいります。
