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大韓民国との交流活動
議会が築く交流の歴史
1975
福岡県議会日韓友好議員連盟設立
日韓両国の架け橋として、議員間の交流を深化させるとともに、公的交流及び各種行事を推進し、相互理解の増進と友好親善の強化を図ることを目的とする。
1977
福岡県知事として亀井光知事が初めて韓国を訪問
1990
在福岡大韓民国総領事館が現在地(福岡市中央区地形浜)に移転
1992
第1回日韓海峡沿岸県市道交流知事会議が開催
以降、令和7年までに第33回を数える。福岡県では過去4回(平成9年、平成17年、平成25年、令和4年)開催。
2006
福岡県議会と韓国慶尚南道議会の相互訪問を初めて実施
2012
福岡県議会と韓国慶尚南道議会との友好交流協定書を締結
日韓両国の相互理解と友好親善の増進に向けて、福岡県議会(原口剣生議長)と慶尚南道議議会(許起道議長)との間で締結書を交わす。以降、毎年相互訪問などを実施する。(2019~21年はコロナ禍により中止)
2022
福岡県議会・韓国慶尚南道議会友好交流協定締結10周年
慶尚南道議会の経済環境委員会が県議会を訪問。新型コロナウイルスの影響で中断していた交流の再開を機に、経済や環境など多様な分野での連携を強化し、両国の相互理解を深めながら、友好関係の一層の発展を図ることで一致。
2024
韓国から福岡県へ、来訪者が200万人越え
この年、慶尚南道議会韓日親善議員連盟が福岡県議会を訪問。
2025
ワンヘルスに関する覚書の締結
「友好交流推進に関する協定書(更新)」および「ワンヘルスに関する覚書」を締結。
2026
海洋環境問題について提言
議会が築いた交流が、
県民の利益につながっています
福岡県議会と慶尚南道議会との交流が生み出してきた成果
福岡県議会は、韓国との交流について、単なる友好関係にとどめるのではなく、県民生活の向上や地域経済の発展に結び付くような実質的な成果を重視して取り組んできました。これまで、慶尚南道議会との友好関係を基盤として、関係機関との連携を段階的に強化し、継続的な相互訪問や実務的な協議を積み重ねてきたところです。このような議会間交流は、形式的な表敬訪問にとどまるものではなく、議員同士が顔の見える関係の中で信頼を築き上げることにより、経済、観光、環境、人材交流など多様な分野において、具体的かつ有意義な成果の創出につながってきました。
議会の交流が、なぜ県民の役に立つのか
議会による国際交流は、県民生活に直結する幅広い可能性を広げるものです。特に韓国との関係では、地理的近接性と長年の友好関係を基盤に、福岡県議会が中心となって地域間交流を着実に発展させてきました。その結果、県内企業の韓国進出や現地企業との連携が進み、新たな経済的機会の創出につながっています。また、修学旅行や青少年交流事業を通じて相互理解を深め、国際的視野を持つ人材育成にも寄与してきました。さらに、外国人労働者が安心して生活・就労できる環境整備についても、議会間の協力を通じて取り組みを進めています。こうした議会間交流は、経済・教育・福祉など幅広い分野を支える基盤として、韓国との友好関係を強化し、地域の持続的な発展と県民生活の向上に貢献しています。
議会交流を通じた相互理解と連携の促進
2012年(平成24年)5月10日、韓国・慶尚南道議会において、福岡県議会と慶尚南道議会との友好交流協定が締結されました。締結式では、許起道(ホ・ギド)慶尚南道議会議長が、相互尊重と信頼に基づく緊密な友好関係の構築と、実質的かつ積極的な協力の必要性について述べました。また、原口剣生福岡県議会議長は、関係者の尽力による成果に感謝の意を表するとともに、両地域の発展および友好関係のさらなる深化への期待を表明しました。本協定では、平等互恵の原則のもと、相互理解と友好親善を深めること、さらに人的交流や文化・経済など幅広い分野における交流を活発化させ、両地域の交流促進と繁栄を目指すことが定められています。振り返りますと、この協定はその後の相互交流の促進に寄与し、現在の両地域の関係構築の礎となっております。

国際スポーツ都市を目指す動き
2025年(令和7年)5月、「2028年世界卓球選手権大会(団体戦)」の福岡県開催が正式に決定しました。本大会の誘致成功は、2024年(令和6年)2月に、香原勝司議長、原口剣生日韓友好議員連盟会長らによる公式訪問団が、日本卓球協会および福岡県卓球協会とともに韓国・釜山を訪問したことが大きな契機となりました。同訪問団は、現地で開催されたITTF世界卓球選手権大会(団体戦)の機会を捉え、国際卓球連盟をはじめとする関係者に対し、WTTファイナルズ福岡(2025年)をはじめとした本県における国際スポーツ大会の開催実績を紹介するとともに、福岡県の高い開催能力とポテンシャルを広く発信するなど、積極的な誘致活動を展開しました。こうした取組の成果として、今回の開催決定につながったものと考えられます。また、本大会の開催決定は、福岡県が国際的なスポーツ都市としての評価を一層高めるとともに、地域経済の活性化や国際交流のさらなる促進に大きく寄与することが期待されます。

未来につながる福岡発の取組
2025年(令和7年)3月28日、「大韓民国・慶尚南道議会友好訪問団」(香原勝司議長、原口剣生日韓友好議員連盟会長ら)が慶尚南道議会(崔學範〈チェ・ハクボム〉議長)を訪問し、両議会による「友好交流推進に関する協定書(更新)」および「ワンヘルスに関する覚書」の締結式が行われました。香原議長は、ワンヘルスの理念に対する相互理解のもとで協定を締結できたことに感謝を述べるとともに、今後さらに両議会の連携および交流が深まることへの期待を示しました。また、アジア獣医師会連合(FAVA)の許周衡(ホ・ジュヒョン)会長から、韓国におけるワンヘルスの取組について説明があり、具体的な推進方策をめぐって活発な意見交換が行われました。こうした動きを通じて、福岡県がこれまで推進してきたワンヘルスの理念と取組が海外にも広がり、国際的な共感と連携を生み出していることは、福岡の先進性を示す成果の一つであるといえるでしょう。

海洋環境問題の解決に向けた協働
2026年(令和8年)3月、慶尚南道議会からの招聘を受け、藏内勇夫議長、原口剣生日韓友好議員連盟会長らによる公式訪問団が、慶尚南道議会を訪問しました。この際、藏内議長は海洋プラスチックごみ問題について言及し、相互に連携しながら対策に取り組むことを提言しました。これに対し、崔學範(チェ・ハクボム)議長からも、本問題に強い意識を持って取り組む意向が示されました。海洋プラスチックごみ問題は、福岡県のみならず、長崎県・対馬や韓国を含む広域的な課題であり、自治体や国境を越えた連携が不可欠です。この訪問を通じて、福岡県議会と慶尚南道議会の双方が本問題に対する認識を共有し、今後、協働して対策に取り組んでいくことを確認しました。このことは、海洋環境問題の解決に向けた国境を越えた連携の大きな一歩となるものです。
議会の海外交流は、県民の未来への投資です
福岡県議会がこれまで進めてきた韓国との交流は、長年にわたり築かれてきた信頼関係を土台として、着実に成果を積み重ねてきました。隣国である韓国との安定した関係構築により、観光客の誘致・受け入れの拡大、県内企業による海外市場への展開支援、さらに若年層の教育機会の充実や人材育成の推進など、多岐にわたる分野で効果が現れています。こうした国際交流の取り組みは、地域の多面的な発展を促すとともに、将来にわたって持続可能で豊かな社会を継承していくための重要な基盤となっています。福岡県議会としては、今後も海外との交流を積極的に展開し、福岡の持つ強みを最大限に活かしながら、県民の利益に直結する実りある関係づくりに努めていきます。
今後の交流活動については、福岡県議会ウェブサイトを通じて、随時情報発信を行ってまいります。
