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中華人民共和国との交流活動
議会が築く交流の歴史
1992
福岡県と江蘇省が友好提携を締結
南京市で友好提携協定書に調印。経済、科学技術、文化、教育、医療衛生などの分野で積極的な交流を行うことが約束される。
1996
南京市に福岡-江蘇友好桜花園が開園
福岡県議会と江蘇省人代が呼びかけ、約2,000人の県民の寄付により南京市の中山陵に開園。福岡県から3,000本の桜が植樹される。
2002
福岡県・江蘇省友好記念庭園の建設
福岡県と江蘇省との友好提携10周年を記念し、江蘇省から寄贈された太湖石を用いて東公園内に友好記念庭園が建設される。
2012
つつじの贈呈と友好提携20周年記念事業
江蘇省を年に2度訪問し、つつじ2,000本の贈呈(団長:原口剣生議長)と20周年記念事業(団長:松本國寛議長)が行われる。
2016
桜花園20周年記念訪問
福岡・江蘇省友好桜花園20周年記念訪問団(団長:藏内勇夫 桜の会相談役)が訪問し、ソメイヨシノ20本、久留米つつじ20本を贈呈。
2022
福岡県-江蘇省友好提携30周年記念開催
国交正常化50周年と両県省の友好提携30周年を記念し、オンラインで議長らの会議や高校生の交流、「中国・江蘇省フェア」を開催。
2025
日中韓獣医師会MOU調印式出席
日中韓獣医師会MOU調印式及び中国獣医師大会に出席して各国の取組について意見交換を行い、アジアでのワンヘルスの推進を確認。
議会が築いた交流が、
県民の利益につながっています
福岡県議会と江蘇省人代との交流が生み出してきた成果
福岡県と江蘇省は1992年に友好提携を結んで以来、経済や科学技術、文化、教育、医療衛生などの分野で積極的な交流を行うことを約束し、長年に渡る様々な形での取組を経て、両国の住民生活や地域経済の発展に努めてまいりました。とりわけ、アジアの玄関口である九州・沖縄・山口の8県を業務エリアとする中国駐福岡総領事館とは日頃から互いに交流を図り、建国記念日イベントや文化交流などを通じて、「人と人との」関係構築を目指してきました。また、双方の現地では企業交流会や環境産業・観光セミナー、商談会などの開催も数多く実現しております。こうした中国並びに江蘇省との交流事業に関しては、先方からの招聘に基づき執り行われています。
交流が形になった大きな成果
両県省間では青少年交流も活発に行われており、サッカー、バレーボール、バドミントン、卓球などのスポーツ交流では数多くの青少年の派遣・受入を行ってきました。2000年から2024年まで、「福岡県・江蘇省青少年囲碁交流大会」を両県省で交互に開催して相互派遣してまいりました。2022年には友好提携30周年を記念し、福岡県立三井高校と江蘇省南京市第29中学校でオンライン交流も行いました。また民間でも、経済・技術・文化・スポーツ等を通じて両国の交流を願う「福岡・大連未来委員会」による留学生交流会や、教育団体として子供向けのイベントを運営している「ベルポ会」による児童友好絵画展が行われており、確実に両県省で貴重な人材が育っています。
地域経済に返ってくる交流
福岡県が江蘇省との友好提携を決定したのは、当時、工業総生産額・出荷額が中国一位であったことに加え、「魚米の里」と呼ばれるほど農業・漁業が盛んでもあり、福岡県の産業・経済構成と似ていたことからでした。現在も電子・機械、紡織、石油化学などが主な産業で、中国有数の農業地域でもあり、福岡県の銘茶である「八女茶」にゆかりのある土地でもあります。面積は我が県の約21倍、人口は約16倍にもなるため、現地でのビジネスルートを開拓することは極めて大きな成果が見込まれ、また、日本国内あるいは福岡県内における在留外国人や観光客では中国の方々の割合は多く、宿泊や飲食、土産物などにおいての経済効果も大きいものであります。
政策にも生かされる交流
福岡県と江蘇省は環境分野で互いに協力・交流してきました。環境分野においては、2006年度から江蘇省の環境施策を担う行政官等を対象とした国際環境人材育成研修を行ってまいりました。2011年には、福岡県環境部と江蘇省環境保護庁との間で環境協力協定を締結し、環境分野における人材・技術・産業の交流促進強化について合意しました。また、技術交流では2014年度から2019年度まで大気環境改善技術協力に取り組み、両国での持続的な環境維持と経済成長に大きく貢献しています。これらはワンヘルスの理念とも強く共通しており、今後各国で取り組まれる政策への反映が期待されます。
未来につながる新たな協力
2025年、藏内勇夫議長をはじめとする訪問団が北京・西安を訪れ、日中間におけるワンヘルスの推進及び国際交流に関する意見交換や調査を行いました。これは、前年の日中韓首脳会議においてワンヘルスの理念を盛り込んだ共同声明が採択されたため、それに基づき、ワンヘルス推進の世界的な拠点を目指す福岡県がこの日中韓の連携の中で果たすべき役割を調査・検討するためのものでした。感染症の発症率は人口1,000万人以上の都市が非常に高く、アジアがライトスポットエリアとなります。そのため、東アジアの国々が一体となって研究や対策を進める必要があり、ぜひ国立のアジア新興・人獣共通感染症センター(仮称)を九州に設置したいと考えます。
議会の海外交流は県民の未来への投資です
30年以上に渡り進めてきた中国・江蘇省との交流は、深い信頼と強固な絆を築き、青少年、経済、環境、文化・学術など幅広い分野での交流を果たしてきました。2025年に「チャイナフェスティバル in 九州」が我が県にて開催された際には、呉江浩 中華人民共和国駐日本国特命全権大使が前日に福岡県議会を表敬でお見えになり、両県省のこれまでの交流とさらなる関係を築いていく重要性を確認しました。とりわけ、ワンヘルスの理念を基軸とした両国における感染症対策は、持続的な研究連携を深めていくことが求められます。日中関係は時に緊張感高まる状況もございますが、未来の地球を守るために福岡県議会は各国への働きかけを続けてまいります。

今後の交流活動については、福岡県議会ウェブサイトを通じて、随時情報発信を行ってまいります。

