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令和3年1月臨時会の知事議案説明要旨

令和3年1月臨時会の知事議案説明要旨

 本日ここに、第10回福岡県議会臨時会を招集いたしましたところ、急な招集にも拘らず、議員の皆様には特段のご配慮を賜り、ご参集いただきました。厚く感謝申し上げます。

 1月13日、国は本県を緊急事態宣言の対象区域に追加いたしました。これまで、県では、県医師会をはじめ医療関係者の皆様、県民の皆様、県議会の皆様とともに、医療提供体制の維持・確保と感染拡大防止の徹底に努め、社会経済活動に対する影響をできる限り小さくするよう、全力で取り組んでまいりました。
 そのような折、政府からは、専門家との協議の結果、1月5日から11日までの直近1週間とその前の1週間を比べると陽性者数が2倍に増加しており、医療提供体制の逼迫が懸念されること、大都市からの感染の拡大を抑えるため、九州各県の感染状況から大都市を抱える福岡県の感染拡大を抑える必要があること、短期集中的に対策を講じて、全国的に封じ込めを図りたいこと、などの理由から本県を追加する旨の説明がなされました。
 これまで、県民及び事業者の皆様には、ご不便、ご迷惑をおかけしており、大変心苦しいところですが、今回、国の宣言の対象区域になるという判断がなされた以上は、感染拡大に歯止めをかけるべく、皆様のご理解とご協力をいただきながら、取組みを徹底させていただきたいと考えております。
 県民の皆様には、昨日14日から2月7日までの間、不要不急の外出の自粛、特に20時以降の外出自粛の徹底などを、飲食店の皆様には、明日16日から2月7日までの間、20時までの営業時間短縮と、酒類の提供を11時から19時までとすることを要請しております。
 また、引き続き、業種別ガイドラインに基づく感染防止対策を徹底し、県の「感染防止宣言ステッカー」を掲示していただくことをお願いしております。併せて、感染防止対策に係る助成金を用意しておりますので、その活用をさらに働きかけてまいります。
 今回、営業時間短縮の要請にご協力いただいた事業者に対しては、協力金を給付することとしております。
 このため、本臨時会において、令和2年度補正予算議案をご審議いただくべく提出させていただきました。

 補正予算の額は、一般会計で669億1300万円余となり、その結果、一般会計の総額は、2兆2866億8000万円余となります。
 一般会計の歳入は、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を計上しております。

 補正予算の内容について、ご説明申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の拡大に歯止めをかけるため、営業時間短縮の要請に応じた県内全ての飲食店、喫茶店及びバー、カラオケボックス等の遊興施設のうち食品衛生法上における飲食店営業の許可を受けている飲食店の事業者に対し、1月16日から2月7日までの期間、1店舗1日当たり6万円、最大138万円の協力金を給付するための経費を措置しております。

 以上、提出議案の概要についてご説明申し上げましたが、県政運営上緊要なものでありますので、慎重ご審議の上、議決下さいますようお願い申し上げます。