福岡県中国友好訪問

 平成28年3月26日から30日の日程で、井上忠敏議長、「福岡-江蘇友好桜花園20周年記念訪問団」団長の藏内勇夫議員及び各会派代表(原口剣生自民党県議団会長、吉村敏男民主・県政県議団会長、森下博司公明党団長、林裕二緑友会会長)らが小川知事とともに、中国の北京市や南京市などを訪問しました。

福岡県中国友好訪問1

 27日は、「福岡県帰国留学生新春懇親会」に参加し、かつて福岡県で学び、現在北京を中心に各界で活躍する中国の元留学生や現地の関係機関などと交流を深めました。


福岡県中国友好訪問2

 28日は、日本と中国の窓口機関である「中国日本友好協会」を訪問し、唐家璇(とうかせん)会長との会談に参加しました。唐会長は、福岡県は日本のどの地域よりも、江蘇省をはじめとした中国との交流を活発に行っており、中国と日本の各分野における交流を推進する役割を担っていることに対し、謝辞を述べられました。


 29日は、福岡県議会と江蘇省人民代表大会が呼びかけ、県民の寄付により桜の苗木3千本が植えられ1996年に開園した「福岡-江蘇友好桜花園」の開園20周年記念行事に参加しました。
 式典では、藏内団長が、今回の記念行事の開催にご尽力いただいた趙鵬(ちょうほう)江蘇省人民代表大会常務委員会副主任、柏素寧(はくそね)元江蘇省人民代表大会常務委員会副主任に謝辞を述べるとともに、「故新宮松比古福岡県日中友好桜の会会長が築き上げてきた交流の輪を次世代に引き継いでいかなければならない」と挨拶しました。また、両地域の友好交流の拡大を祈念して、参加者全員でソメイヨシノを植樹しました。

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 式典に引き続き開催された「日中友好大茶会」では、日本式、中国式で点てられたお茶を、相手国側の参加者に提供しました。
 日中友好大茶会の開催にあたって、松本國寛福岡県日中友好桜の会会長代行は、蘇州・霊巌寺に留学していた栄林周瑞(えいりんしゅうずい)禅師が、約600年前に、明から持ち帰ったお茶の種が八女茶の発祥であること、栄林禅師が八女に同じ霊巌寺という名前のお寺を建立したことについて触れ、「福岡県と江蘇省の交流の歴史を改めて感じています」と挨拶しました。
 福岡県からは、八女高等学校、輝翔館中等教育学校の茶道部の高校生10名が参加し、着物姿で八女茶をふるまいました。

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 このほか、江蘇省人民代表大会常務委員会を表敬訪問し、羅志軍(らしぐん)主任と会談を行いました。井上議長は、20周年記念行事の開催にあたって、羅主任をはじめ、江蘇省人民代表大会常務委員会の皆様がご尽力いただいたことに謝辞を述べるとともに、「記念行事を通じて、江蘇省と福岡県の絆がより一層深まったと確信しています」と述べました。

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