タイ国・バンコク都及びシーキウ市を訪問
平成27年10月19日から22日までの日程で、県議会を代表して原竹岩海副議長が、山﨑建典副知事とともに、タイ国を訪問しました。
今回の訪問は、本県の技術協力により建設が進められ、同国初となる「福岡方式(準好気性埋立方式)」による「シーキウ市廃棄物処分場」の竣工にあたり、タイ国シーキウ市からの招待を受けたものです。
20日に行われた竣工式で、原竹副議長は、「この処分場の竣工により、福岡方式の処分場の整備が進み、タイ国の環境改善に大きく寄与することを期待しています。福岡県議会としても、福岡県とタイ国との友好交流を一層推進するよう努めてまいります」と祝辞を述べました。
また、本県と友好提携を締結しているバンコク都を訪問し、スクムパン・ボリパット都知事と、2016年に友好提携10周年を迎える本県とバンコク都との交流をより一層推進することを確認しました。
さらに、在タイ日本大使館の佐渡島志郎大使を訪ね、本県とバンコク都との交流推進について協力をお願いしました。
![]() 原竹副議長とスクムパン都知事 |
![]() 原竹副議長と佐渡島大使 |
※福岡方式(準好気性埋立方式)
福岡大学の花嶋正孝名誉教授によって発明された埋立技術。1975年に福岡市が建設した処分場に採用され、効果が確認された結果、国内の処分場でも一般的に採用されている。埋立地内部に管を通し外気を取り込みやすい好気状態にして、バクテリアの働きにより廃棄物を好気的に分解することで、硫化水素ガスやメタンガス等の有害ガスの発生を抑制する方法。好気的な分解により、安定化までの時間も短くなる。