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令和8年5月26日 「県議会が報道規制について検討」等との報道について(お知らせ)

「県議会が報道規制について検討」等との報道について(お知らせ)

 先日、「福岡県議会取材制限検討」との見出しを付した記事が掲載され、その後、報道各社からその真偽に関する取材の申し出が多数あり、同様の報道が続いています。
 そこで、県民の皆様に誤解が生じないよう、この問題の経緯と正確な事実をお知らせいたします。
 確かに、現在、添付の「議会棟における取材、動画撮影等に関する遵守事項について(通知)」を報道機関にお出しし、協力をお願いすること並びに同文書に記載するルールの遵守を議会棟にお越しになる県民の皆様にもお願いすることについて、当県議会の議会運営委員会小委員会で検討が進められています。
 その経緯は、近年、SNS等の発達により、公共の場所で許可なく写真や動画が撮影され、SNS等に投稿されることで、来庁者や職員のプライバシー、個人情報、肖像権が侵害されることを防止するために許可のない撮影、録画、録音、放送(実況中継)等を禁止する旨のルールを定め、公表する自治体が出てきています(新宿区等)。本県議会においても、かなり以前から、議会棟内でそうした行為を禁止することはできるのかとのご質問を議員の皆様から受けることが増えていました。
 しかし、当時の議会事務局のお答えは、「庁舎管理権を根拠として禁止することは可能ですが、明文化していないため、現場で禁止しようとしてもトラブルが予想されます。したがって、何らかのルールづくりが必要と考えています。」というものでした。
 そのような状況の中、複数の会派の中で、本来報道機関の方の報道の自由は守るべきであるが、強引すぎる取材方法や議会棟の本来の目的を阻害しかねない取材方法をとる方がいて、それは正当な取材とは言えないのではないかといった議論が活発となり、議長に対し、取材のルールを明確にしてほしいとの要望が寄せられました。
 そこで、議長は副議長にもご相談され、議会運営委員会の小委員会に取材等のルールづくりについて諮問されました。
 現在、議会運営委員会の小委員会において、そもそもそのようなルールを定めることの是非と、定める場合は、どのようなルールが適切かという論点について検討するため、素案を示し、各会派のご意見を伺っている段階です。
 したがって、添付の通知文は最初の素案であり、まだ、内部的なたたき台にすぎません。これから、県議会の各会派の意見や必要に応じて報道機関の方の意見を伺い、ルールをつくるか否か、そしてつくる場合はどのようなルールとするかの検討が進められることになります。まだ、何も、決まっていないのです。
 今回の報道等について正副議長に報告しましたところ、「報道規制などはとんでもない話で、私は、報道の自由を守り、報道機関との信頼関係を維持することが大事だと考えています。しかしその一方で、議会の秩序を守り、取材への正確な質疑応答ができるようにしてほしいとの議員からの要望も当然であり、重要だと考えています。
 そこで、議会運営委員会の小委員会に検討をお願いしたのですが、基本的には、いままで報道機関との暗黙の了解の中でやってきたことを明文化すればいいのだし、小委員会にはフリーに議論してほしいとお願いしている段階であり、現時点で、私が何らかのコメントを出すことは差し控えます。なお、小委員会としての素案がまとまったら、色々な方のご意見も伺うよう、小委員会にはお願いしようと思いますし、その段階で、必要に応じて私も、記者の方と意見交換したいと思っています。」と報道各社にお答えするようご指示をいただきました。

 実際、本日、報道各社から取材を受けました議会事務局の担当者からは、素案にある「原則として前日までに」は現実的ではないとか、「勝手な記者会見を正当な議会活動とは言えないとしているが、取材をまとめて受けるような場合と記者会見の線引きが不明確」等、貴重なご意見を伺ったと報告を受けています。本日頂きましたご意見は全て、今後のご検討の参考として議会運営委員会の委員長に報告いたします。
 最後に上記報道に関し、訂正とお詫びがあります。
 まず、報道の中に議長が議会事務局にルールづくりを指示したように読めるものがありますが、これは、取材を受けた際に担当者が不正確な説明をしてしまったことによるものです。事実は、議長は、上記のとおり議会運営委員会小委員会に諮問されています。
 次に、見出し等で「議会退去も示唆」とされているものがありますが、担当者は、報道機関ではなく、SNS等での発信のために庁舎内で一般県民への迷惑行為となる動画撮影等をされる方が制止してもその行為を止めない場合を想定し、庁舎管理規則に基づき退去をお願いすることもあり得ることを説明したつもりだったそうです。しかし、その説明が不十分であったため、報道機関に誤解を与える結果となりました。
 これらの議会事務局の説明について事実関係を訂正いたしますとともに、関係の報道機関に対し、お詫びを申し上げます。
 以上、なにとぞご理解を賜り、県議会活動へのご協力をお願いいたします。

 

福岡県議会事務局
事務局長 光永 雅哉


議会棟における取材、動画撮影等に関する遵守事項について(通知) [PDFファイル/181KB]

 

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