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令和7年3月26日 大韓民国・慶尚南道議会友好交流訪問団
令和7年3月26日から28日までの3日間の日程で、大韓民国・慶(けい)尚(しょう)南道(なんどう)議会の招聘(しょうへい)を受け、香原勝司議長、原口剣生日韓友好議員連盟会長をはじめとする「大韓民国・慶尚南道議会友好訪問団」が大韓民国を訪問しました。
訪問団は27日、韓日親善協会中央会 金泰煥(キム・テファン)会長を表敬訪問し、福岡県議会と親善協会とのこれまでの友好関係を確認するとともに、国の政治が安定しない中での地方の絆や交流の重要性などについて意見交換を行いました。
続いて28日には、慶尚南道議会の崔學範 (チェ・ハクボム)議長を表敬訪問し、福岡県議会と慶尚南道議会のさらなる友好交流推進に向けた協定書およびワンヘルスに関する覚書の締結式を行いました。
香原議長は、慶尚南道一帯を襲った山火事における被害に対し哀悼の意を表し、そのような状況の中、温かくお出迎えいただいた慶尚南道議会の方々に感謝を述べるとともに、「ワンヘルスの理念に対し深いご理解をお示しいただき、今回の協定を締結することができました。崔(チェ)議長のリーダーシップのもと、両議会が新たなステップを踏み出せることを大変心強く感じております。今後とも、福岡県議会は慶尚南道議会の皆さまと手を携え、しっかりとこの友好関係を発展させていきたい」と挨拶しました。
その後の意見交換では、世界獣医師会の藏内勇夫次期会長と共に今回の覚書締結にご尽力いただいたアジア獣医師会連合(FAVA)の許周衡(ホ・ジュヒョン)会長から、韓国におけるワンヘルスの取り組みの現状について説明をいただき、ワンヘルスを推進するにあたっての具体的な取り組みについて質疑が行われました。
予定していた慶尚南道庁知事表敬は、山火事災害への対応のため急きょ中止となりましたが、慶尚南道議会主催による意見交換会や、慶尚南道美術館について説明を受けるなど、両地域のさらなる友好交流促進に向け、大変有意義で実りある訪問となりました。