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令和6年8月3日 「福岡県・ニューサウスウェールズ州交流促進訪問団」によるニューサウスウェールズ州への訪問
令和6年8月3日から8日までの6日間の日程で、服部誠太郎知事、香原勝司議長をはじめとする「福岡県・ニューサウスウェールズ州交流促進訪問団」がカウラ日本人捕虜集団脱走80周年記念慰霊式典および水素やスポーツ等における交流をさらに促進させるため、オーストラリア ニューサウスウェールズ州を訪問しました。
カウラ市ではまず、サブロー・ナガクラ・パークを訪れ、ナガクラ基金の永倉会長の案内でパーク内を見学し、概要を伺いました。
80周年記念式典カウラ市長主催夕食会では、両国の国歌斉唱で会が始まり、日本からも外務省、防衛省関係者、関係自治体をはじめ、多くの日本人が参加し、戦争による犠牲者を偲ぶとともに、交流を図りました。
翌日には、オーストラリア人、日本人の戦争墓地において献花式が行われ、香原議長ならびに藏内勇夫会派代表が献花を行いました。
その後、日豪友好のシンボルとして1978年に設置されたカウラ市日本庭園・文化センターに移動し、脱走事件の際、日本人の脱走兵を平等な人間として扱い助けたメイ・ウィアー夫人の逸話に基づき、スコーンとお茶が振舞われ、今日まで続く友好関係を次世代に伝える重要性を再認識しました。
シドニーでは、教育省や、同省が設置する英語教育のための高校「インテンシブ・イングリッシュ・ハイスクール(IEHS)」を訪問しました。教育省では教育分野や移民・留学生など他民族国家における教育の課題等について意見交換を行うとともに、IEHSでは、その先進的な取り組みについて説明を受けました。
また、ニューサウスウェールズ州産業大臣およびエネルギー環境大臣への表敬訪問を行い、水素エネルギー戦略や環境教育、本県が推進するワンヘルスの取り組み等について意見交換を行いました。
そのほか、総領事館やジェトロ、クレア、シドニー福岡県人会などシドニーに駐在する関係者との意見交換会や、ニューカッスルの水素関連企業を訪問し意見交換を行うなど、大変有意義で実りある訪問となりました。