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自衛隊員の処遇改善及び退職自衛官の再就職促進を求める意見書
自衛隊員は、我が国の平和と安全を守るとともに、災害時には人命救助や生活支援など、国民の生命と暮らしを支える重要な役割を担っている。本県においても、自衛隊の活動は県民の安全・安心に不可欠であり、その人的基盤の確保は重要な課題である。
国は、自衛官の処遇・勤務環境の改善及び新たな生涯設計の確立に向けた取組を進めている。これらを現場の隊員が実感できる改善につなげるとともに、若年定年制や任期制の下で退職する自衛官が、培った知識・技能・経験を生かし、安定した生活を送れる環境を整える必要がある。
よって、国におかれては、自衛隊員が安心して職務に専念し、退職後も地域社会で活躍できるよう、次の事項に取り組むことを強く求める。
1 任務の危険性、専門性及び勤務上の制約を適切に反映した給与・手当の改善を進めること。あわせて、自衛官の給与体系の見直しを着実に実施するとともに、事務官等を含む隊員の職務と責任に応じた処遇の充実を図ること
2 隊舎・宿舎の老朽化対策、空調・通信環境及び食事の改善を計画的に進めること。あわせて、休暇の取得、育児・介護との両立、家族への支援を充実させるとともに、ハラスメントの防止及び心身の健康を守る相談体制を強化すること
3 若年定年退職者給付金等による退職後の生活保障を充実させること。あわせて、再就職後の収入や物価の動向を踏まえて制度の効果を検証し、年金受給開始までの生活の安定と将来不安の解消を図ること
4 退職前からの職業相談、職業訓練及び資格取得支援を充実させること。あわせて、自衛隊での職務経験や技能が民間資格の取得及び採用時の評価に適切に結び付く仕組みを整え、任期制自衛官を含めた円滑な職業移行を支援すること
5 地方公共団体、経済団体、ハローワーク等との連携を強め、防災、施設管理輸送、情報通信等の分野で再就職先を開拓すること。本人の希望する勤務地や職種を踏まえた紹介に加え、再就職後の定着支援及び再度の就職支援を充実させること
6 これらの施策に必要な財源と支援人員を継続的に確保すること。あわせて、隊員・家族及び退職自衛官の意見を施策に反映し、採用・定着、再就職先の雇用条件等を検証して改善を進めること
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和8年10月1日
福岡県議会議長 大 島 道 人
| 衆議院議長 | 森 英介殿 |
| 参議院議長 | 関口昌一殿 |
| 内閣総理大臣 | 高市早苗殿 |
| 総務大臣 | 藤井比早之殿 |
| 財務大臣 | 片山さつき殿 |
| 厚生労働大臣 | 上野賢一郎殿 |
| 防衛大臣 | 小泉進次郎殿 |