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私立幼稚園に対する助成制度の拡充強化等に関する請願

私立幼稚園に対する助成制度の拡充強化等に関する請願

提出者
 住  所  福岡市中央区天神4丁目8番15号
 氏  名  一般社団法人福岡県私立幼稚園振興協会
(代表者名) 会長  尾上 正史  外1名

要旨
  

 幼児期は、生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期であり、その時期における教育はその後の人間としての生き方を左右するものであり、幼児教育・保育のあり方は、将来の国や地域社会に大きな影響を与える。
 私たちは、この基本認識の下に、少子化の深刻化などにより、経営環境が厳しさを増す中でも、幼児教育・保育の質の向上のため、日々研鑽を重ね、努力している。
 これからも続く園児の数の減少により、園の収入も減少することが見込まれる。園の経営努力や保護者の負担には限界があることから、子どもたちにとって安全で快適な環境づくりに必要な施設・設備の整備、更新が困難になり、また園の安定的な運営が損なわれるという状況が懸念される。
 質の高い幼児教育・保育を推進していくためには、優秀な人材の確保・定着、教職員の資質向上を図ることが重要であることから、教職員の給与等の処遇や配置の改善など必要な施策を引き続き実施するとともに、教職員が各々の能力を十分に発揮できる環境の整備が必要となる。
 また他方、国の子ども・子育て支援新制度や幼児教育無償化の実施に伴い、各園と市町村との協議、調整等が必要な場面が出てきているものの、市町村によっては幼稚園への対応に慣れていないなどの状況が見受けられ、連携が円滑に行われていない状況が生じている。市町村との関係を円滑にすることは、制度運営の適正化や事務の効率化などにつながり、ひいては質の高い幼児教育・保育に資するものと考える。
 ついては、幼児教育・保育の質や教育環境の向上及び経営健全化のため、下記事項を請願する。

 私立幼稚園に対する経常費補助金をはじめとする助成制度の拡充強化、人材確保への支援及び子ども・子育て支援新制度等の推進に関する私立幼稚園と市町村との円滑な関係構築への支援

紹介議員

          浦 伊三夫      渡辺 美穂