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林泰輔議員に対する問責決議案
現在、福岡県議会においては、議長・副議長の選任等をめぐる金銭授受疑惑や、海外活動に係る公費支出の在り方、さらには海外活動中に撮影された写真等がインターネット上で拡散されるなど、県議会をめぐる様々な問題が相次いでおり、県民の県議会に対する信頼を損なう事態が生じている。
こうした一連の事態を厳粛かつ真摯に受け止め、県民の県議会に対する信頼を確保するため、本県議会では、議員の責務及び遵守すべき政治倫理基準を明らかにするとともに、これに反する行為に対する審査の仕組み等を定める「福岡県議会議員の政治倫理に関する条例(仮称)」の制定に向け、検討を進めているところである。
この条例案では、議員がインターネット等による情報の発信により、人の名誉を毀損し、又は人格を損なう行為を行わないことを政治倫理基準として定めることとしている。
まさに、本県議会が一連の問題を受け、政治倫理の確立と県民の信頼回復に取り組んでいるさなか、林泰輔議員が、SNS上において匿名のアカウントを使用し、同僚議員等に対して攻撃的な投稿を行っていたことが明らかとなった。
インターネット上の誹謗中傷については、その匿名性や拡散性などを背景として深刻な社会問題となっており、国においても、被害者救済や権利侵害情報への対応の迅速化等を図るための法整備が進められるなど、社会全体でその防止に向けた取組が進められている。
こうした中、県民の負託を受けた県議会議員が、匿名のアカウントを用いて他者を攻撃する投稿を行ったことは、議員としての品位を損なうものであるとともに、政治倫理の確立と県民の信頼回復に取り組む本県議会の姿勢そのものに疑念を抱かせかねないものであり、看過することはできない。
よって、本県議会は、林泰輔議員に対し、自らの行為を厳粛に受け止め、県議会議員としての責任を深く自覚するとともに、関係者に対する誠実な説明及び謝罪、県民に対する十分な説明責任を果たすなど、その責任を自ら具体的な行動をもって示し、猛省するよう強く求めるものである。
以上、決議する。
令和8年10月1日
福 岡 県 議 会