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北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議

 去る2月7日、北朝鮮は、先月の核実験に続き、「人工衛星」の打ち上げと称して弾道ミサイルの発射を強行した。
 このような北朝鮮の度重なる行動は、わが国を含む地域と国際社会全体の平和と安全を脅かす許し難い暴挙である。言うまでもなく、断じて看過・容認できない。
 福岡県議会は、北朝鮮に対し、怒りを持って厳重に抗議し強く非難する。
 弾道ミサイルの発射禁止や弾道ミサイル計画に係る全ての活動停止を規定した一連の国際連合安全保障理事会(国連安保理)決議を踏みにじるこのような暴挙に対し、国際社会から一斉に非難されることは当然であり、国際社会における立場がますます孤立していくことを北朝鮮は、厳に認識すべきである。
 政府は、米国、韓国をはじめ関係諸国と緊密に連携し、国際社会が結束して北朝鮮に核・弾道ミサイル開発の断念を断固として求めるよう促すとともに、核・ミサイル・拉致問題の包括的な解決に向け、総力を挙げて対処するべきである。
 また、政府は、国連安保理の理事国として、北朝鮮に対し、国連安保理決議の即時かつ完全な履行を断固として求めるとともに、今回の事態に対応した新たな国連安保理決議が早急に採択されるよう強力に働きかけるべきである。
 さらに、わが国の平和と安全を確保するため、政府は、北朝鮮の今後の動向を含めた情報収集と分析を一層強化し、不測の事態に的確に備え、もって国民の安心・安全の確保に万全を期すべきである。
 以上、決議する。

  平成28年2月22日

福岡県議会