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選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書の提出を求める請願(平成22年3月26日)

選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書の提出を求める請願

提出者

住所     大野城市白木原1丁目19番4-1206号

氏名     北田 智子

(代表者名)

要旨

 今国会で、政府が提出を予定している選択的夫婦別姓制度導入のための民法改正法案に反対する。選択的夫婦別姓制度は、それを求める少数意見者の権利を守ることよりも、日本社会の基盤である一体感ある家庭や家族制度を危うくしてしまう大変危険な制度改革である。
 夫婦同姓制度は、日本では極めて普通のことと認知されている家族制度である。「婚姻後も旧姓のまま仕事を続けたい」と望む女性は、通称名として旧姓を使用することが一般化しており、何の問題も生じることはない。現在の日本の社会において、一般市民の間で、選択的夫婦別姓制度を導入しなければならない合理的理由は何もない。
 「選択制だから良いのではないか」との意見があるが、一般大衆が持つ氏や婚姻に関する習慣、社会制度自体に反する行為であり、共同体意識よりも個人的な都合を尊重する流れを社会に生み出すこととなる。
 また、選択的夫婦別姓制度は“子供への影響”について何も考慮されていない。家庭には次代を担う子供たちを立派に育て上げるという大切な機能がある。子供の心の健全な成長を考えた場合、夫婦・家族が一体感を持つ同一の姓であることが良いということは言うまでもない。国民の中に広くコンセンサスができていると認められない今日、選択的夫婦別姓制度は、日本の将来に大きな禍根を残しかねないものである。
 ついては、子供たちの健全な育成を願い、子孫によい社会を残すため、かかる民法改正がなされないよう、意見書の提出を請願します。

紹介議員

藏内 勇夫  重野 正敏