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真に国民が安心・納得できる「医療制度改革」を求める意見書(平成19年10月10日)

 我が国は、高い保健医療水準を実現し、世界に誇れる国民皆保険制度を確立した結果、世界最長の平均寿命を達成してきた。
 しかしながら、医療保険制度や医療提供体制において、さまざまな課題を抱えており、日本の医療制度は難しいかじ取りが迫られている。
 このような中、現在、行われている医療制度改革は国民の生命と健康を確保し、格差のない安心して暮らせる社会を構築するものでなければならない。
 よって、国におかれては、真に国民が安心でき納得できる医療制度改革とするため、下記事項の実現を期するよう強く要望する。

1.いつでもどこでも、安心して医療が受けられる国民皆保険制度の堅持
2.国民の生命と健康を守るための医療費財源の確保
3.安心して子どもを産み育てることができるよう、産科・小児科を初めとする医師不足の解消による地域医療の確保
4.財政主導による医療費抑制政策の転換
5.高齢者のために必要な医療・介護施設の確保

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

 平成19年10月10日

福岡県議会議長  貞末 利光

衆議院議長    河野 洋平 殿
参議院議長    江田 五月 殿
内閣総理大臣  福田 康夫 殿
財務大臣     額賀 福志郎 殿
厚生労働大臣  舛添 要一 殿