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小学校等における「学校獣医師制度」創設のための意見書(平成17年10月12日)

 我が国の小学校等では、各種の動物を飼育しているところが多い。児童が動物の飼育や触れ合いなどを通して、生命あるものを大切にする態度を身につけられるようにしたいとの情操教育の考えに立っているためである。
 この飼育過程において、動物の生態について専門的知識や技能を有する獣医師の指導や助言を受けられれば、学校における動物の飼育は、教育効果を一層高めることが期待できるところである。また、動物の疾病予防等の面からも得るところが大となる。
 このためには、小学校等における動物の正しい飼い方や扱い方、さらには疾病予防や飼育動物の健康管理等についての獣医師による援助体制の確立が必要であると考える。
 よって、政府におかれては、小学校等で飼育する動物の適正管理を目的とする学校獣医師制度を創設されるよう強く求めるところである。
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 

 平成17年10月12日

福岡県議会議長  藤田 陽三

内閣総理大臣  小泉 純一郎 殿
財務大臣     谷垣 禎一 殿
文部科学大臣  中山 成彬 殿
農林水産大臣  岩永 峯一 殿