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高規格幹線道路の整備促進を求める意見書(平成13年10月15日)

 国における構造改革の取り組みの中で「高規格幹線道路」建設について、新規路線の廃止や建設中区間の凍結などが議論されているが、これは、国土の普遍的開発を図るというこれまでの国の基本方針を大きく変革しようとするものであり、県土の総体的発展を目指して、高規格幹線道路を軸に、計画的な道路網の整備を推進している本県としては看過できるものではない。

 高規格幹線道路は、社会経済の活動を支える重要な社会資本であり、広く国民の意見を取り入れて全国総合開発計画において、将来の国土のあるべき姿を踏まえて決定されたものであり、この高規格幹線道路網が整備されることを前提に、本県の振興計画を推進しているものである。

 特に、「東九州自動車道」は、九州縦貫自動車道及び九州横断自動車道と一体となって、九州を循環する高速交通ネットワークを形成し、本県や東九州地域はもとより、九州全体の産業、経済、観光、文化等の一体的発展に大きく貢献する重要路線である。

 よって、政府におかれては、地方の道路の実情を十分に賢察の上、早期かつ計画的に高規格幹線道路網の整備が推進されるよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

 平成13年10月15日

福岡県議会議長  藏内 勇夫

内閣総理大臣               小泉 純一郎 殿
総務大臣                  片山 虎之助 殿
財務大臣                  塩川 正十郎 殿
国土交通大臣               扇 千景 殿
行政改革担当・規制改革担当大臣  石原 伸晃 殿