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国際テロ事件根絶に関する決議(平成13年9月21日)

 9月11日、アメリカ合衆国で発生した同時多発テロ事件は、かつてない規模の犠牲者と被害を出す大惨事となった。
 このような卑劣・残虐なテロ行為は、世界の平和と安全に対する重大な脅威であり、強い憤りを覚えるとともに、犠牲となられた方々に対し深く哀悼の意を表すものである。
 本県関係者の中にも、2人がこの事件に巻き込まれ、未だ行方不明である。また、県内には米国領事館をはじめとする外国公館その他の外国政府・国際関係機関が置かれていることから、テロを身近な問題として受け止めなければならない。
 テロは、国際社会にとって共通の脅威であり、日本政府は、広域化する国際テロに対処するため、国内における類似事件発生の危険性も視野に入れながら、各国と緊密な協力体制を築くとともに、テロ行為も想定した危機管理体制の早急な整備が求められているところである。
 よって福岡県議会は、平和を希求する世界各国が共に手を携えて、早急に事件の解明と再発防止対策を確立し、こうした非人道的な国際テロ事件の根絶を期すよう県民の総意として切望するものである。

 以上、決議する。

 平成13年9月21日

福岡県議会