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じん肺根絶を求める意見書(平成11年12月20日)

 じん肺予防を目的とした「じん肺法」制定40年になろうとしている今日、なお年間千人以上の重症患者(労災補償対象者)が発生し、本県でも数多くの重症患者がいる。
 じん肺そのものには治療法がなく、また気管支炎や気胸、結核、肺がんなど多くの合併症を引き起こして、死に至らしめやすいことなどから、患者とその家族を苦しめる悲惨な病気といわれている。
 よって政府関係機関は、じん肺問題の解決のために、企業や業界に対し作業環境管理や健康管理など適切な指導を含む対策を強めるとともに、早期根絶を実現させるため、法改正を含め諸対策を講じられるよう強く要請する。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定に基づき、意見書を提出する。

 平成11年12月20日

福岡県議会議長  吉原 太郎

内閣総理大臣  小渕 恵三 殿
厚生大臣     丹羽 雄哉 殿
労働大臣     牧野 隆守 殿