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違法銃器根絶に関する決議(平成10年3月25日)

 けん銃等の違法銃器のない安全で明るく住みよい社会の実現は、県民共通の願いである。
 しかしながら、近年、全国的にけん銃等の違法銃器を使用した凶悪事件が続発し、特に福岡県では昨年、筑豊・北九州地区において建設会社事務所やその経営者宅等に対する発砲事件が多発するとともに、去る2月18日には、北九州の繁華街で一般市民が多数往来する中、けん銃を使用した殺人事件が発生するなど、県民を不安と恐怖に陥れた。
 また、一般社会に違法銃器の拡散化傾向が顕著となるなど、県民の身辺に銃器の脅威が迫る憂慮すべき事態となっている。
 けん銃等の違法銃器は、人を殺傷する道具であり、断じてその所持を許すことはできない。
 けん銃等の違法銃器のない平穏な生活を確保するためには、取締り機関による摘発強化はもとより、県民一人一人が「違法な銃器の存在を許さない」という強い規範意識と拒絶感を持つことが必要である。
 よって、福岡県議会は違法銃器を所持する反社会的行為に対し、強い憤りをもって抗議するとともに、違法銃器根絶のための各種活動を全面的に支援し、明るく住みよい社会の実現に向け全力を尽くすことをここに宣言するものである。
 以上、決議する。

  平成10年3月25日

福岡県議会