トップページ > 本会議の情報 > 平成22年12月定例会 > 平成22年12月定例会の知事議案説明要旨

平成22年12月定例会の知事議案説明要旨

 本日ここに、第19回定例県議会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、ご多用の中、ご参集いただき、厚く御礼申し上げます。

 この議会に提案いたしております議案は、17件であります。その内訳は、予算議案2件、条例議案7件、工事請負契約の締結に関する議案2件、その他の議案6件であります。

 まず、予算議案についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、事業費の補正及び給与費の補正であります。
 事業費につきましては、国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用した事業を実施するために必要な経費などについて措置し、一般会計で73億7,200万円余の増額となっております。
 本年度の給与改定につきましては、去る10月1日、人事委員会から「福岡県の職員の給与等に関する報告及び勧告」がありましたので、勧告制度の趣旨を踏まえ、検討して参りました。
 その結果、給料表及び期末勤勉手当の引き下げを含めて、勧告どおり給与改定を実施することといたしました。これらにより、給与費は、一般会計で53億4,000万円余の減額となっております。
 この結果、提案しております補正予算は、20億3,100万円余を増額することといたしております。これによって、一般会計の総額は1兆6,179億9,200万円余と相成っております。
 一般会計の歳入は、基金からの繰入金を減額するとともに、国庫支出金の増額などを計上しております。

 次に補正予算の主な項目についてご説明申し上げます。
 国の予備費を活用したものとして、道路防災工事、河川・砂防施設の改修工事、森林の路網整備費などの公共事業費を増額するとともに、緊急雇用創出事業臨時特例交付金、医療施設耐震化臨時特例交付金などを財源とする基金積立金を計上しております。
 また、所得の少ない世帯へのインフルエンザワクチン接種費用に対する助成費や来年4月に行われる予定の知事及び県議会議員の選挙に要する経費を措置いたしました。
 そのほか、平成筑豊鉄道の災害復旧工事に対する助成費や特別史跡大野城跡及び公共土木施設等の災害復旧費を計上しております。
 以上が補正予算の概要であります。

 次に条例議案についてご説明申し上げます。
 第一は、「福岡県事務処理の特例に関する条例」の一部を改正する条例であります。その内容は、農地法及び公有地の拡大の推進に関する法律に係る知事の権限に属する事務の一部を、市町村が処理することについて、所要の規定の整備を行うものであります。
 第二は、「福岡県議会議員及び福岡県知事の選挙公営に関する条例」の一部を改正する条例であります。その内容は、福岡県知事選挙における選挙運動用ビラの作成を公営とすることに伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
 第三は、「福岡県理容師法・美容師法施行条例」の一部を改正する条例であります。その内容は、理容所及び美容所の衛生水準を確保するため、開設者が講ずべき措置として、新たに作業室に流水式の洗髪設備を設けることを規定するものであります。
 そのほか、福岡県職員等の給与改定を行うため条例の一部を改正するもの3件、特別職の期末手当の額及び行政委員会委員の報酬の支給方法等を改める条例を制定するものであります。
 次に、工事請負契約の締結に関する議案は、太宰府市に新設する特別支援学校の知的障害部門棟建築工事について契約を締結するもの及び宮若市における産業廃棄物不法投棄事案に係る特定支障除去等工事について議決内容の一部を変更するものであります。
 その他の議案は、平成23年度の当せん金付証票の発売額、本県が所管する公の施設のうち5施設に係る指定管理者の指定及び春日市と大野城市の境界変更について県議会の議決を求めるものであります。

 以上、提出議案の概要についてご説明申し上げましたが、いずれの議案も県政運営上緊要なものでありますので、慎重ご審議の上、議決下さいますようお願い申し上げます。


日程提出議案 | 知事議案説明要旨 | 代表質問 | 一般質問
採択結果審議の概要 |可決された意見書・決議、採択された請願