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「九州の自立を考える会」第11回広域行政セミナー

 平成28年12月1日、本県議会の議員をはじめ、九州各県議会の議員、 九州の財界人等を会員とする「九州の自立を考える会」(会長:藏内勇夫議員)の第11回広域行政セミナーが福岡市内で開催され、 中尾正幸議長が出席しました。

 はじめに、九州の自立を考える会の原口剣生副会長(自民党県議団会長)から、 「地方からの声がなかなか中央に届かないのが現状です。こういった中でも、私たちは一丸となって中央に発言し続けることで、 地方をもっと良くしていかなければなりません」との開会挨拶がありました。

次いで、藏内会長から、「九州の成長戦略に係る政策提言を行ってから2年が経過しました。 その中の多くのものが事業化されています。今日は政界以外にも財界等、様々な方々に参加いただいていますが、 ぜひ皆様方の力を結集して、今後も、この成長戦略が一つでも多く実現でき、九州の大きな発展に結びつくことを期待します」と挨拶がありました。

「九州の自立を考える会」第11回広域行政セミナー1
 原口副会長挨拶
「九州の自立を考える会」第11回広域行政セミナー2
藏内会長挨拶

 中尾議長は、来賓挨拶の中で、「今年はリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが開催され、 出場選手から大きな元気をいただきました。九州の成長戦略に係る政策提言には、『スポーツに係る政策を推進することは、 人々に心身の健康と生きがい、希望を与え、ひいては九州の成長の機運醸成にも寄与する』と述べられています。 私も全く同感です。人々が心身ともに健康で、将来に希望を持ち、 心豊かに暮らせる社会を実現することは九州の成長にとって不可欠です」と述べました。

 また、小川洋知事からは「先般、リオオリンピック・パラリンピックが終わり、次は2019年ラグビーワールドカップ、 2020年東京オリンピック・パラリンピック大会です。県としてはキャンプ地誘致や施設、用具の整備等スポーツの振興を通じて、 地域の活性化に全力で取り組んでいきたい」との挨拶がありました。

「九州の自立を考える会」第11回広域行政セミナー1
 小川知事挨拶
「九州の自立を考える会」第11回広域行政セミナー2
中尾議長挨拶

 その後、福岡県立スポーツ科学情報センターから「福岡県タレント発掘事業」について報告を受け、 次に、法政大学スポーツ健康学部の山本浩教授から「一人一人の声を聞け~スポーツ界の現代的命題~」と題する講演があり、 「アスリートの成功へのカギは優れたサポートです。特に今は医科学というものが非常に大きなスポットライトを浴びています。 おそらくこの医科学をベースに、経験豊かな指導者が、充実したスタッフをコントロールしてアスリートを支えることができれば、 2020年の成果につなげることができると思います」との話がありました。

「九州の自立を考える会」第11回広域行政セミナー5
 山本教授による講演
「九州の自立を考える会」第11回広域行政セミナー6
会場の様子

 閉会にあたり、吉村敏男副会長が、「今から2年前に九州の成長戦略に関する提言を行いました。 その後、九州農産物通商の設立、九州観光推進機構に対する提言、ロゴマーク作製の提言、 また観光推進条例などに取り組んできました。 今後も提言の内容の実現に向けて丁寧に、懸命に頑張っていきたい」と挨拶しました。

「九州の自立を考える会」第11回広域行政セミナー7
 吉村副会長挨拶