私立小・中・高等学校への助成制度の拡充等に関する請願

提出者
　住所　福岡市中央区天神４丁目８番１５号
　　　　　　　　　　福岡ガーデンパレス内
　氏名　福岡県私学協会
（代表者名）　会長　八尋太郎　　外２８０，４３３名

要旨
　私立学校を巡る状況は、少子化による就学人口の減少により厳しいものとなっているが、そのような中でも、「新しい生活様式」を実践し、施設の耐震化等も進めて児童生徒の安全を確保しつつ、今や必須となったＩＣＴを活用した教育の推進をはじめ、時代の変化に的確に対応した教育環境の整備・充実に取り組まなければならない。
　それには多額の経費が必要であるが、全てが公費で賄われる公立学校と異なり、国・県の補助金と保護者が納める校納金で運営されている私立学校が、その全てを負担するには自ずと限界があり、公的支援の拡充が必要である。
保護者負担については、依然として公私間で格差があり、その是正が必要である。
　また、私立小中学校の児童生徒には、実証事業として、授業料支援が実施されているが、本年度がその最終年度であり、制度の恒久化や支援内容の拡充が必要である。
　さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変した児童生徒への支援策の拡充も急務と言える。
　もちろん、各私立学校も経費節減など努力を続けているが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という深刻な事態への対応もあり、私学助成の一層の充実と保護者負担の軽減が不可欠となっている。
　このような状況を踏まえ、私立小・中・高等学校に対する助成措置及び保護者負担の軽減措置の拡充・強化を図っていただくとともに、私学助成に係る国庫補助等が一層充実されるよう、下記趣旨の意見書を国に提出していただくよう請願する

記

１　私立高等学校等に対する経常費助成費等の拡充・強化

２　私立高等学校等におけるＩＣＴ環境の整備に対する助成措置の拡充・強化

３　新型コロナウイルス感染症に関する私立高等学校等の取組への助成及び児童生徒への支援の拡充・強化

４　耐震化に対する財政支援をはじめ私立高等学校等の施設・設備の整備への支援措置の拡充・強化

５　私立高等学校等の児童生徒への就学支援制度の拡充・強化による保護者負担の公私間格差の是正

紹介議員

　吉村悠　仁戸田元氣　椛島德博　大塚勝利