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肉用牛経営等の安定を求める意見書に関する請願

肉用牛経営等の安定を求める意見書に関する請願

提出者
 住所 福岡市博多区千代4丁目1番27号
 氏名 公益社団法人 福岡県畜産協会
(代表者名) 会長 藏内勇夫

要旨
 畜産を巡る情勢は依然として厳しい状況が続いている。
 特に、肉用牛経営を取り巻く状況は、枝肉価格は堅調に推移しているものの、肥育素牛価格は、繁殖農家の廃業などの影響によりかつてない高騰を続けている。また、生産コストの大部分を占める配合飼料価格は、平成22年度からの再高騰以来高止まりを続け、肥育素牛の高騰と併せて農家の重い負担となっており、肉用牛経営に大きな影響を及ぼしている。今後とも肉用牛経営を安定的に維持・発展させていくためには、一刻も早い対応が求められる。
 一方、酪農においては、経営の維持・発展に欠かせない役割を果たしている「指定生乳生産者団体」について、政府の規制改革会議が今春、廃止の方針を打ち出し、九月から本格化する規制改革会議の議論によっては、酪農経営に大きな影響を及ぼしかねない状況となっている。
 以上の趣旨から、肉用牛経営等の安定が実現されるよう、下記について十分配慮することを強く要望する意見書を決議するよう請願する。

1 高騰する肥育素牛や配合飼料について適切な助成を行うなどの措置を講じ、肉用牛経営に対する支援対策を充実・強化させること

2 指定生乳生産者団体制度の存続と更なる機能強化を図り、酪農経営の安定的な発展に努めること

紹介議員

 原口剣生 吉村敏男 森下博司 林裕二