糸島市内の障がいを持つ子どもたちの教育環境整備に関する請願
糸島市内の障がいを持つ子どもたちの教育環境整備に関する請願 |
提出者 |
要旨 記 1 特別支援学校の高等部の教育が義務教育にも等しい位置付けになっている現在、糸島市内の子どもたちに対する高等部教育の機会拡大とその充実が必要である。 2 糸島市の小学校・中学校の特別支援学級に通っている児童・生徒はここ数年で急激に増加し、本来、特別支援学校で教育を受けるべき子どもが特別支援学級に在籍しているのが現状である。一方、生の松原特別支援学校高等部は糸島の中学校を卒業後、今までは補充募集で受験ができていたのが、昨年度より受験ができなくなった。自宅から通学できる学校として、数年前太宰府特別支援学校が新設され高等部は受験できるが、人数が増加し、いつ進路が閉ざされるかわからない状況になっている。また、県立高等特別支援学校は、通学不可能で寮生活ができる子どもたちしか行けず、週末週初めの送り迎えの負担も大きい。児童・生徒及び保護者が安定した制度の下で安心して地域の特別支援学校を選択できるよう、条件を整備する必要がある。 3 現在、文部科学省の発表によれば、通常学級に在籍する発達障害の児童生徒の割合は、6.5%とされているが、今後、この状況は、ますます緊急かつ重要度を増してくると言われており、地域において、支援センターの機能と専門性を有する特別支援教育の拠点を整備する必要がある。 4 以上の状況を踏まえると、糸島市において特別支援教育を充実させていくことは、極めて重要な課題である。 |
紹介議員 秋田章二 |