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白杖シグナル運動の周知に関する請願(平成25年12月19日)

白杖シグナル運動の周知に関する請願

提出者
 住所 太宰府市三条1-4-2
 氏名 社会福祉法人福岡県盲人協会
 (代表者名) 会長 小西恭博

要旨
 私達視覚障害者が、通常の生活を過ごす上で一番不安なのが移動の時である。街中で迷ったり不安や危険を感じた時に、周りの方々にどのように助けを求めるか、これまでは各自がそれぞれの方法で行っていた。
 そこで盲人協会では、助けを求める方法を統一することにし、移動で不安や危険を感じた時に周りの人たちに助けを求めるために、白杖を頭上50㎝ほど掲げる「白杖シグナル運動」を展開している。
 東日本大震災や、九州北部豪雨災害時の避難に際して、どのような行動を取るべきか、困った視覚障害者が大勢いた。また、地域での日常生活においても、駅のホームや階段からの転落事故、歩道上でのマナーの悪い自転車との接触事故、更には路線バスやタクシーなどの乗降で困ることが今なお少なくない。
 この様な環境の中で、視覚障害者が安心して暮らせるための対策の一つとして、「白杖」を使って自らの意志を表そうとするのが、この「白杖シグナル運動」である。
 この運動を広げ、多くの人たちの理解を深め、視覚障害者が積極的に社会活動に参加出来る「安心安全な生活環境」を整える事が、共生社会の実現に繋がることと信じている。
 このことから、以下のとおり請願する。

1 「白杖シグナル運動」の趣旨をいろんな機会をつうじて県民各位に周知すること。

2 県下の公共機関及び交通機関等にこの趣旨を周知するための通知等を行うこと。

3 教育機関等においてもこの趣旨を周知すること。

紹介議員
 樋口明 野村陽一 大塚勝利 出利葉史郎