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少人数学級の実現を求める意見書(平成22年6月23日)

 子どもたちに豊かな教育を保障することは、国家・社会の基盤づくりにとって極めて重要なことである。
 昨今、子どもたちを取り巻く環境は大きく様変わりし、教育課題が多様化・複雑化しているため、子ども一人一人に対するきめ細かな指導が困難な状況にある。このため、教員一人当たりの児童生徒数を引き下げることにより、教員が子どもと向き合う時間を確保することが極めて重要である。そのことが子どもたちの学ぶ意欲を培い、行き届いた豊かな教育を保障することにつながるものと考える。
 学級編制のあり方は、子どもの教育環境を整えるとともに、教育の担い手である教員一人一人がその指導力を十分発揮するための教育条件を整備する意味で、教育施策上、極めて重要な意味を持っている。
 そのため、本年2月18日に全国都道府県教育委員長・教育長協議会において、福岡県教育委員会を初めとする全国の都道府県教育委員会の総意として、学級編制の標準の見直しや少人数学級を可能とする定数改善等を求めたところである。
 よって、政府におかれては、学級編制の標準の見直し及び教職員定数の改善を実施し、少人数学級を実現されることを強く要望する。
  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

  平成22年6月23日

                  福岡県議会議長 田中 秀子   

内閣総理大臣   菅  直人 殿
文部科学大臣   川端 達夫 殿