発砲事件を初めとする暴力犯罪の根絶に関する決議（平成16年6月10日）

　本年に入り福岡県下では、けん銃等発砲事件が多発している。１月の北九州市小倉南区の北九州市議会議長宅に対する発砲事件を初め、２月には福岡市を中心とした都市圏において６件の連続発砲事件が発生し、さらに、去る５月には、北九州市小倉北区において県議会議員宅に銃弾が撃ち込まれる事件も発生した。これらのことは、地域住民にとどまらず、広く県民を不安と恐怖に陥れ、郷土福岡県のイメージを著しく失墜させている。

　けん銃等の銃器使用による暴力は、悪質かつ卑劣な行為であり断じて許されるものではなく、我々は安全で平穏な生活を守るため、県民を挙げてこれを根絶しなければならない。

　よって、福岡県議会は、このような発砲事件に対して、強く抗議する。あわせて、県民一丸となって取り組むあらゆる暴力追放の運動を全面的に支援し、けん銃等発砲はもとより暴力犯罪の根絶に向けて全力を尽くすことをここに宣言する。

　以上、決議する。

　平成１６年６月１０日

福岡県議会