歩行者頭部保護に係る乗用車等の基準を早期に定める意見書(平成16年3月26日)
車社会と言われる現代、仕事や日常生活に車は欠かせないものとなっている。
一方、交通事故は、依然として厳しい状況にある。交通事故を減らし、国民の生命と安全を守っていくことは国家的な課題である。この交通事故の中で、歩行者と車が衝突したとき、車のボンネットに衝突し頭部を強打することでとうとい人命が失われることが多々ある状況である。
このボンネットに改良を加え、衝突時の衝撃を和らげることで、衝突した人の命を救うことが可能である。現在、国土交通省においても、衝撃時において人の身体・生命を守るための方策について鋭意検討中である。
よって、国におかれては、交通事故から歩行者を守るため歩行者頭部保護の方策の検討を早急に進め、歩行者の頭部の保護に係る基準を定めるよう求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
平成16年3月26日
福岡県議会議長 井本 宗司
内閣総理大臣 小泉 純一郎 殿
国土交通大臣 石原 伸晃 殿