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悪質・危険な運転の撲滅を求める意見書

 本年8月、車間距離を必要以上に詰めたり蛇行運転をするなど、いわゆる「あおり運転」の末に相手の車を無理やり停止させ、運転していた男性を殴りつけるという極めて悪質で凶悪な事件が発生し、世間に大きな衝撃を与えた。また、翌9月には、後方からエアガンのようなものを撃ち込んで車を傷つける事件も発生し、相次ぐ悪質・危険な運転行為に対して、厳正な対処を望む国民の声が日増しに高まっている。
 警察庁は、平成30年1月の通達で、厳正な捜査の徹底や、車間距離不保持等道路交通法違反の積極的な取締りの推進を全国の警察へ指示していたが、悪質・危険な運転行為が絡んだ事件や事故は後を絶たない。
 よって、国におかれては、全ての利用者が全国の道路を安全・安心に利用できるよう次の事項に早急に取り組むことを強く求める。
1 あおり運転その他の悪質・危険な運転を撲滅するため、現行法の改正にとどまらず、新たな法の制定も視野に入れ、取締りの強化と更なる厳罰化を進めること
2 撲滅に向けた交通安全意識向上に資する広報や教育の拡充を行うこと
3 重要な証拠となるドライブレコーダー設置の普及等撲滅に向けた有効な取組に関する施策を推進すること

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

  令和元年10月1日

 福岡県議会議長 栗原 渉

 衆議院議長 大島 理森 殿
 参議院議長 山東 昭子 殿
 内閣総理大臣 安倍 晋三 殿
 財務大臣 麻生 太郎 殿
 文部科学大臣 萩生田 光一 殿
 国土交通大臣 赤羽 一嘉 殿
 内閣官房長官 菅 義偉 殿
 国家公安委員会委員長 武田 良太 殿
 警察庁長官 栗生 俊一 殿